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Destination Station of a Dream
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闇の最も黒い場所から
狂信者の賛美歌が聞こえる
それはあたかも
ごくありふれた瑣末事のように
這い出でた汚らわしいモノが
心の奥深くを残忍に抉っていく
それはあたかも
ごくありふれた瑣末事のように
翼をもがれ地面に
叩きつけられて
命をつなぐ為に
這いつくばって
昨日がどうだったか
思い出せず
明日どうなるかも
知らされず
どこから来たのか
わからない
どこへ行くのかも
わからない
生きる理由を
見つけられないから
死ぬ理由すらも
見つけられない
彷徨う魂に楔を打たれ
そこへ押し寄せる孤独と絶望
それはあたかも
ごくありふれた瑣末事のように
抗う術を知らず
無抵抗で蹂躙を受けていた
それはあたかも
ごくありふれた瑣末事のように
この場所にはもう
何も残されていない
ここにはもう
何も無いんだ
翼をもがれ地面に
叩きつけられて
命をつなぐ為に
這いつくばって
翼をもがれ
魂に楔を打たれ
抗う術を知らず
やがて泣き崩れて
孤独と絶望の
冷たい雨に
打たれるままの私
なのにあなたは
なのにあなたは
微笑むことを
決してやめなかった
あなたのその微笑みが
その微笑みがいつか
いつか私を
いつか私を救ってくれる
それはあたかも
ごくありふれた瑣末事のように
写真提供:GATAG|フリー画像・写真素材集 著作者:George Hodan(パブリックドメイン)
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2014/04/14 自由詩:短編を様々な作風で Comment(0)
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