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Destination Station of a Dream
渇望と怠惰が同居する亡者
信仰はさらなる冒涜へと変貌し
最後に残された希望さえも
禍に相殺され食い尽くされる
その扉を開いてはならなかった
知らなければ幸せだった
幻想に蝕まれて精神も支配されて
抑えきれない負の感情が
永劫の炎となって身を焼き尽くす
天が焼け落ちる、地が乾く
死のような枯れ果てた泉の傍で
絶望が奈落の底からお前を呼ぶ声を聞いた
全てが手遅れだと悟る前に
名も無き穢れた呪いに
既に信心を奪われている
もはや全てが手遅れだと悟る前にだ
聖者はついに堕落し救済を拒んだ
知らなければ幸せだった
貴様が持っているものをよこせ
全部よこせ
もっと、もっとだ
渇望と怠惰が同居する亡者
信仰はさらなる冒涜へと変貌し
最後に残された希望さえも
禍に相殺され食い尽くされる
聖者はついに堕落し救済を拒んだ
その扉を開いてはならなかった
知らなければ幸せだった
写真提供:GATAG|フリー画像・写真素材集 著作:@yakobusan Jakob Montrasio 孟亚柯
さよならも言わずに去っていった
アイツへのメールを送ったあとに
べえって舌を出して
笑ってやった
ちょっとだけ、すっきりした
中二の夏に、親の都合で
アイツが転校することになってたって
わたしが初めて気付いたのは
アイツが去ったあとだった
会えばさびしくなっちゃうから
ホントにごめんなって
そんなメールが画面の中で
無責任に光って浮かんでる
さよならも言わずに去ったアイツ
怒りで胸はいっぱいだったけど
実はその時の自分の気持ちが
今でもよくわからない
さびしい、会いたい、今すぐに
いつのまにかそう考えてる自分に
わたしが初めて気付いたのは
アイツが去ったあとだった
会えばさびしくなっちゃうって
ホントはもうわかってたはずなのに
実はその時の自分の気持ちが
今でもよくわからない
でもちょっとだけ、すっきりした
不思議だね、メールだと
会えば恥ずかしくて
とても言えない事にも
少しだけ、勇気が持てる
けどこれはまだ内緒だね
合格通知を片手に
私は青空に向かって微笑んだ
四月になれば、わたしももう高校生
初めての登校日には
少し早めに家を出て
校門の前、驚くアイツに
べえって舌を出して
笑ってやるんだ
わたしの鼓動が高まるのを感じる
飛ぶように後方へ消えていく景色
過去の風景を置き去りにした
新しいわたし
あなたに逢えたこと
わたしがわたしらしくあれたこと
ありがとう
きっと忘れない
あなたとの距離が縮まるのを感じる
もうすぐあなたに逢える
それを知らなかった当時のわたしは
孤独の闇の中でただ独りふるえていた
あなたとの出会いは
駅ですれ違う2つの列車のように
刹那的で
ほんのわずかな時間だった
そしてわたしはまた旅に出る
飛ぶように後方へ消えていく景色
あなたのぬくもりを置き去りにした
新しいわたし
あなたとの距離が離れるのを感じる
もうあなたには逢えない
それを知ってなお今のわたしは
孤独の闇の中でもう一度歩き始める
あなたが教えてくれたこと
わたしがわたしらしくあれること
ありがとう
きっと忘れない
駅のホームですれ違う2つの列車
再び遠ざかっていく景色と記憶
離れていくあなたとの距離
二度とその姿を見る事は無いと知っていた
でもあなたに逢えたこと
あなたが教えてくれたこと
あなたのぬくもり
わたしはもう一度立ち上がって歩いてゆける
ありがとう
ありがとう
きっと忘れない
こんばんわ、いつもボロボロのサヤキです。
今回は、大人が読む童話っぽいファンタジーでやってみよう、と
休みを潰して一日中うなってみました(笑
最近ずっと暗い内容のものが続いていたので、この連作で
邪悪なものを洗い流したかった……わけではありません決して。
さて、内容のほうですが……
つまり、目の前にある愛に誠実でいよう……ということですね。
青い鳥の最後「幸せはすぐそばにあった」のサヤキバージョンです(笑
こまかいところにいろんな仕掛け、なぞかけは入れてあるのですが
今回も読み手の想像にお任せします。
しかし……なんというか…………
こういう作品久しぶりに書いたもので、うまく書けなかった上に
照死してしまいそうです……ばたっ。
また、恥ずかしい作品書いちゃうかもしれませんが
見放さないでやっていただけると幸いです……ではではっ!
あすたらびすた、べいべぃ!!
朝、目が覚めると
待っていたかのように女の子の家に
大事な友達が訪ねてきました
その友達は、女の子に
頭を深く下げて、それから話し始めました
ごめん、僕が悪かったよ
なぜかわからないんだけど
キミがあの男の子の話をするたびに
すごく腹が立ってきちゃうんだ
ごめん、僕が悪かったよ
あの男の子と話したこともないのに
どうしてうれしそうに話すんだろうって
すごく腹が立ってきちゃうんだ
でも、どうしても仲直りしたくって
謝りたくって、ここに来たんだ
やっぱりキミが
大好きだから……
本当の幸せと笑顔は
もうずっと前から目の前にありました
もう女の子は、どうこたえればいいのかわかっていました
こんなことにまでならないと気づけないなんて
本当におかしいね、あたしたち
女の子は幸せの笑みを浮かべて言いました
うん、あたしも……大好きだよ