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Destination Station of a Dream
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渇望と怠惰が同居する亡者
信仰はさらなる冒涜へと変貌し
最後に残された希望さえも
禍に相殺され食い尽くされる
その扉を開いてはならなかった
知らなければ幸せだった
幻想に蝕まれて精神も支配されて
抑えきれない負の感情が
永劫の炎となって身を焼き尽くす
天が焼け落ちる、地が乾く
死のような枯れ果てた泉の傍で
絶望が奈落の底からお前を呼ぶ声を聞いた
全てが手遅れだと悟る前に
名も無き穢れた呪いに
既に信心を奪われている
もはや全てが手遅れだと悟る前にだ
聖者はついに堕落し救済を拒んだ
知らなければ幸せだった
貴様が持っているものをよこせ
全部よこせ
もっと、もっとだ
渇望と怠惰が同居する亡者
信仰はさらなる冒涜へと変貌し
最後に残された希望さえも
禍に相殺され食い尽くされる
聖者はついに堕落し救済を拒んだ
その扉を開いてはならなかった
知らなければ幸せだった
写真提供:GATAG|フリー画像・写真素材集 著作:@yakobusan Jakob Montrasio 孟亚柯
2014/01/12 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)
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