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Destination Station of a Dream
二年……資料集めも含めると三年を要した「サン・ミシェルの少女」
何とか無事、完結いたしました。
現在「小説」として大幅な書き直し作業中です。
なんてヘタなんだろう二年前の私、と半泣きになりながら
頑張っています。いや、今もヘタなんですけどね(泣
書き上げた瞬間は、本当に寂しい気持ちになりました。
達成感や喜びは、不思議なほどありませんでした。
とにかく、寂しくて仕方が無かったです。
でも、まだ終わったわけではありません。
現在私が持てる限りの(微々たる)力を振り絞って
「もうこれ以上無理ー!」と思えるまで直しをします。
これまでに無かったくらい、真剣にあがいてみようと思っています。
今年一月にお伝えしたとおり、四月十五日をもって
「サン・ミシェルの少女」は全文削除します。
散文詩形式から、完全に『小説』にしています。
歴史上の人物なのでストーリーや結末は変わりませんが
今現在書きあがってるものは、ここに掲載したものと大きく違います。
昨日、全体を把握する為に「小説」になった「サン・ミシェルの少女」を
プリントアウトしてファイルに閉じ、読み返してます。意外とボリュームあります。
原稿用紙換算で400ほどのつもりでしたが……
勢いあまって550を超えちゃいました(てへ
そういうわけで、いったんここに掲載した文は
全て削除いたします。勝手で本当に申し訳ありません。
「自己満足は全て捨てる。あくまで他人がこれを読んでどう思うか」
これを最優先にして、1ヶ月程あーでもないこーでもない、を
繰り返してみようと思っています。脳が悲鳴をあげてます今。
ここまで読んで下さった方々には、感謝の言葉もありません。
物書きの風下、駄文メーカーの拙いお話に最後までお付き合い下さり
本当に有難うございました。
Sayaki
写真提供:GATAG|フリー画像・写真素材集 著作者:andic
現在、完結しているお話の中の
いくつかの作品に「扉絵」っぽいものを追加しました。
今日はそれをご紹介したいと思います。
「アルテミスの弓」(クリックで読めます)
歴史小説ならぬ「考古学劇詩小説」? という作品です。
ギリシャ神話でアルテミスとオリオンのお話を題材にした
悲しい物語です。もしまだの方はご一読を!!
「夢で逢えたら」(クリックで読めます)
このブログでも珍しい「寓話詩」ですね。
童話を散文詩で綴った、大人も子供も読める作品?
少女が幸せを探しに、おもちゃの国を旅する物語。
「君の歌が聞こえる」の為の前奏曲(全9詩)(クリックで読めます)
もともと、大昔に書いた詩をリメイクしたものを中心に
まとめて最新作の「君の歌が聞こえる」の序詩にしました。
実は、この9つの詩がどういう意味で書かれたものなのか?
その回答が最新作「君の歌が聞こえる」なのですね。
「想いは流れる」(クリックで読めます)
同じ題名のものは二作品ありまして、詩の方にひとつ、
そして本編にもひとつで計2つの扉絵を用意しました。
小説投稿サイトで、私の他の作品のどれよりも人気があった
思い出深い作品です。まだの人はぜひどうぞ。
このブログにも、やっとコンテンツが揃ってきたかな?と
ほっとしています。
初期の作品は「コンテンツを増やしたい」と急いで
書いたものばかりなので拙いものが多いと思います。
恥ずかしい限りですが、
少しでも心に響く言葉があれば幸いです。
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この作品は、今までの作品と決定的に違うことがあります。
実は、この作品は実際にあった話をモチーフにしています。
なので、思い入れもこれまでの作品より深いものになりました。
どこが現実にあった話で、どこが創作か……はヒミツです(笑
私はこれまで生きてきた中で、多くの後悔を過去に残しました。
それはもう、消す事もできませんし忘れる事もできません。
無かった事にはできないのです。
おそらく誰もが、そういった苦い経験を大なり小なりお持ちだと思います。
過去は教訓には成り得ますが、時間は前にしか進みません。
物理学上では遡る事も可能だそうですが、まぁそれはあちらに置いておいて(笑
というわけで、今回のテーマは「目の前の愛に誠実でいよう」です。
人は何かを後悔したり、嘆いたりします。
でも、その失敗を教訓にして取り返す為には前を向くしかありません。
自分が何かを成す可能性は、過去ではなく現在と未来にしか無いのですから。
失ったものを忘れるわけではありません。
むしろ忘れられないからこそ、昨日よりも今日、今日よりも明日に期待して
そうやって人は生きていくのだと思います。
決して忘れるのではなく、忘れられないからこそ歩き始めるのです。
今から。この場所から。
つらい記憶も、優しい記憶も……それら全てが現在の
私を形成したと思います。
それを認めることからまずは始めます。
今日から続く明日へ。
今から、この場所から歩む為に。
撮影者:サヤキ
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砂糖とミルクを
入れ忘れたコーヒーが
テーブルの上で
冷たくなっていた
雨が降る
やまない雨が降る
僕は立ちすくむ
雨の中
傘も差さずに
最後に一度だけ
振り向いた君の顔は
傘に隠れて見えなかった
君は泣いていたのだろうか
その答えはもうわからない
僕は君を追いかけもせず
君の去ってゆく後姿を
ただ見送っていた
最後に一度だけ
君の手を取って
抱き締めていれば
別の未来があっただろうか
その答えはもうわからない
追いかけていれば
抱き締めていれば
雨が降る
やまない雨が降る
冷めたコーヒーを
テーブルの上に残して
あの部屋から君は去っていった
独り僕は立ちすくむ
雨の中
傘も差さずに
別の未来があっただろうか
君は泣いていたのだろうか
知る術も無く
僕は立ちすくむ
雨の中
やまない雨の中
雨の中
やまない雨の中
傘も差さずに
写真提供:GATAG 著作者:George Hodan(パブリックドメイン)
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