忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2024/04/19

日記!?



某サイトに、このブログで掲載している「天使の両翼」を投稿したところ、
3日で1000アクセスを記録しました。




現在調子に乗ったサヤキは、続編の「天国に降る雪」を投稿してみました(笑
その記事だけで2日でアクセス300……いったい何が起こったのかわかりません。
まだ全体の3割くらいしか投稿してないのですが……




凄い時は1時間で100のアクセスが集中した事も。
アクセス解析が付いているのでそれを見たところ、お話によってはスマホからの
アクセスが全体の4割、というのもあったりして二度びっくり。




通勤、通学の合間に読んでらっしゃるんでしょうねーきっと。




ちょうど現時点で一週間をやっと過ぎたところなのですが、累計で2100を超えました。
こういう方法で自分の文を読んでもらう時代なのだなぁと、思い知りました。
ツィッターでみんなの前で作品を批評してもらうのって、なんだか恥ずかしいと言うか
照れてしまいますねぇ……。




過去作品を、こういう投稿サイトで見て頂いて、気に入った方にサイトに来てもらう、
という
スタイルでこれからやっていこうかなぁと思っています。
明日からは、こちらの自サイトにも気合を入れ更新します!




投稿サイトは、過去作品をコピペで貼り付けて「ほいっ」とすぐに出せるのですが、
自サイトの方は
作品を考えて一から書かないといけないので大変です。
でも最近、色々な作品に触れたり新しい経験をしたり、良い刺激を受けています。




やっぱり、いい物を書き残したいですからね。




追記:前回の日記での出版社様も、この投稿サイトで私の記事を見ていたそうです。
   「覚悟はあるか?」と聞かれました。無い事に気付きました。
   もっとうまくなったら、また考えます(苦笑







詩・ポエム ブログランキングへ ←良い記事と思って頂けた方、宜しければクリックお願いします

拍手[0回]

PR

2014/03/27 日 記:それでも私は生きてる Comment(0)

「アルテミスの弓」後書き。



とあるサイトに掲載済みの詩小説を投稿したところ
5日間で1165アクセスを記録しました。
こちらのサイトも案内にのせてあるので、もし
来られた方いらっしゃったら、厚く御礼申し上げます。




書き手さんとも多くお知り合いになれて嬉しい限りです。




さて、今回のアルテミス~ですが……
実はサヤキの家には、移動図書館並みに本があったりします(笑
もちろん、小説が一番多いのですが、実は次に多いのは歴史、考古学の本だったりします。
次いで天文学、法律、物理、経理、そして忘れてはならないマンガ!




つまり、いろんなものに影響を受けて現在に至るわけです。
実はサヤキは、以前は普通の詩や普通の小説を書いていました。
現在のスタイルになるまでに。




勿論小説では「その彼の言葉は、狂信者達の賛美歌の如き清浄さと狂気をもって
抵抗無く私の心の奥底へと滑り込み鎮座した」
みたいな表現を使って書いてました(笑




まぁーここまで毎回大仰ではなかったですが、文を飾る事に一生懸命だった
まだ未熟な時代もあったわけです。今も未熟ですが。




そんな今までの私の総決算的な作品を……そう思って書いたのが、今回の
「アルテミスの弓」ですね。




面白いかどうかは別にして、自分の書きたい様に書いてみたらどうなるだろう?
 ……と実験的に書いてみたものです。途中小難しい話もそれで出ちゃいました。




でも、サヤキは書く事の数万倍は本を読んできました。
それは今度の財産にきっとなると思います。
そのかわり、自分の文の稚拙さも嫌というほどわかっちゃうんですよねー。




でも、逆に言えばまだまだ向上出来ると、拙いなりにも信じてがんばります。







素材提供:GATAG 画家:コッラード・ジアキント(パブリックドメイン)

詩・ポエム ブログランキングへ ←良い記事と思って頂けた方、宜しければクリックお願いします

拍手[4回]

2014/03/23 詩 劇:広義の詩的形式の劇 Comment(0)

「アルテミスの弓」終詩:消えない祈り





代わりに死んだオリオンを 

天にあげ星座とする事で 

ゼウスはアルテミスを慰めた 




しかしオリオン座は今も 

さそり座が東から昇ってくると 

それから逃げて西に沈んでいく 










抱き締めるだけでは 

伝えられなかった 

愛しているだけでは 

伝えられなかった 




あなたのその言葉に 

少しずつ壊れゆく私 




とけていくわ 

その僅かばかりの 

ため息さえも 

あなたに届く前に 




私は自分に何が 

起こったのかを 

次の瞬間には 

理解していた 




私を貫いた矢は 

夫の物だった 




この瞬間を受け入れよう 




小さな光に 

私はなりたい 




明け方の夢の中で 

暗きまどろみの中で 

あなたが迷わないように 




小さな光に 

私はなりたい 




混迷の先へ 

踏み出す道の先へ 

時の向こう側へ導けるように 




迷わないように 

導けるように 

受け入れよう 

この瞬間を 




とけていくわ

あなたに届く前に




抱き締めるだけでは

愛しているだけでは

伝えられなかった

あなたのその言葉に




少しずつ壊れてゆく私




目の前の勿忘草が

涙でかすんでゆく

私に訪れる死は

もはや避けられない




あなたに黙って

あなたの邪魔を

しようとした私への




これは罰なのだ




でもあなたを

止める事が出来るなら

受け入れなくてはならない




あなたとともに滅ぶ事を

私は望まなかった

たとえ私の世界が

暗き闇に閉ざされても




これで良かったのだと

私は信じているのだから




忘れないで下さい

あなたを愛していた私を

忘れないで下さい

想いの果てで消えていく私を




真実の愛が

涙でかすんでゆく




でも私は信じている

たとえ私の世界が

暗き闇に閉ざされても

これで良かったのだと




私のこの姿を見て

あの人はきっと

思い止まってくれる

娘を幸せにするために




私がこの先

見る事も叶わない

真実の愛を祈ろう




あなたとともに滅ぶ事を

私は望まなかった




あなたに黙って

あなたの邪魔を

しようとした私への




これは罰なのだ




破滅するのは

私だけでいい

あなたと娘が

幸せなら




どうか忘れないで下さい

あなたを愛していた私を

真実を告げられぬまま

消えていく私を




目の前の勿忘草が

真実の愛が




涙でかすんでゆく……




薄れゆく意識の中で

愛する夫の声が聞こえた




伝えたい事がある

聞いて欲しい事がある

私は残った最後の力を

懸命に振り絞って言った




私のこの姿を忘れないで

そして二度とこんな事

しないと誓って




あなたにはまだ娘がいるのだから




どうかあの子を

幸せにしてあげて

私の最後のお願いよ…… 




風にかき消されて

しまいそうな

私のこの言葉は

あの人に届いただろうか




例え私が死んでも

ずっと消えない想い

ずっと消えない祈り




あなたには

憎む為ではなく

愛する為に




生きて欲しい




あなたの愛を

欲する人がいる限り




あなたには

愛する為に

生きて欲しい

憎む為ではなく





ただ愛する為に















素材提供:GATAG 画家:ピーテル・パウル・ルーベンス(パブリックドメイン)


詩・ポエム ブログランキングへ ←良い記事と思って頂けた方、宜しければクリックお願いします

拍手[7回]

2014/03/22 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

「アルテミスの弓」第六詩:残された愛の為に





 アルテミスはオリオンの

 復活を願ったが

 冥府の王ハデスが

 それに異を唱えた




 アルテミスは父であり

 神々の長ゼウスに訴えた

 だがゼウスも死者の復活を

 認めることは出来なかった










 その瞬間に一体何が

 起こったのかを私は

 理解出来なかった




 私の放った矢は一直線に

 目標へと寸分違わず

 吸い込まれていった




 だが矢を受けた

 人間が倒れ

 長い髪が




 フードの奥からこぼれた




 私が射抜いてしまったのは

 あの蛮人の男ではなく

 間違いなく女性だった




 遠くて良く

 見えないが

 直感で私は

 嫌な予感を感じた




 私は門まで走った




 この嫌な予感が

 どうか間違いで

 あって欲しいと

 祈りながら……




 
倒れていたのは妻だった





 私を止める為に

 ここへ来たのだ

 信じ難い現実の前で

 私は成す術も無く崩れた




 何という愚かな男だ私は




 言葉では言い尽くせぬ

 凄まじい絶望が私を襲う




 失って初めて

 私は知った




 私が本当に

 欲しかったのは

 理想や信念の成就ではなく

 自尊心を満たす事でも無かった




 妻と子供が一緒に

 幸せに暮らせる世界

 それだけで良かった




 何という愚かな男だ私は




 この疼きは消えず

 心に浸み込んでゆく

 儚く散ったものが

 やがて土に還るように




 虚ろな静寂が痛い

 耳に届くものは

 全て空白の中に

 溶けていくのに




 思い出せた事を

 伝えることも出来ず




 全ては土に

 空白の中に

 消えてしまった




 私は孤独だった




 手に入れたものは

 望んでいたものとは

 違っていたという事に




 この手が血で汚れる前に

 あなたが消える前に

 気付くべきだった




 この疼きは消えない

 虚ろな静寂が痛い

 失って初めて

 私は知った




 愛さなければ良かったと




 妻は家の反対を

 押し切って私と

 一緒になった




「これが私の選んだ幸せよ」




 彼女はいつだって

 そう言っては微笑んだ




 私が間違っていた

 彼女の家の者が

 言っていた事が

 正しかったのだ




 私は彼女を

 不幸にしてしまった

 愛してはいけなかった




 私は震える手で

 妻に手を伸ばした

 妻は目を開いた

 そして私を見た




 その顔は優しく

 微笑んでいた

 そして妻は私に

 こう言ったのだ




「私のこの姿を忘れないで

 そして二度とこんな事

 しないと誓って




 あなたにはまだ娘がいるのだから




 どうかあの子を

 幸せにしてあげて

 私の最後のお願いよ……」 





 それが最後の妻の言葉だった





 この事件から私は

 一生償う術の無い

 罪を背負う事になった




 嘆き、哀しみ

 呪われた色彩の

 闇の世界をただ

 彷徨い続けていた




 だが私には

 娘が残されていた

 妻の最後の言葉が

 私のこれからの生を




 僅かに照らす小さな光となった




 立ち止まることは許されない

 私は愛する娘の為にも

 歩み続けなければならない




 残された愛の為に 

 生きていこう 




 失われた世界の中で 

 あなたのいない世界の中で 

 贖罪と運命の重荷を背負って 




 それでも私は 

 生きていこう 

 たったひとつ 

 私に許される 




 残された愛の為に…… 














素材提供:GATAG 画家:ウィリアム・アドルフ・ブグロー(パブリックドメイン)

詩・ポエム ブログランキングへ ←良い記事と思って頂けた方、宜しければクリックお願いします

拍手[1回]

2014/03/21 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

「アルテミスの弓」第五詩:破滅を告げる角笛





アルテミスは矢を放ち 

オリオンは愛する者の 




矢に射られて死んだ 




月と狩猟の女神が 

オリオンの死を 

知ったのは翌日に 

彼の遺骸が浜辺に 




打ち上げられてからだった 












残された愛の為に 

生きていこう 




失われた世界の中で 

あなたのいない世界の中で 

贖罪と運命の重荷を背負って 




それでも私は 

生きていこう 

たったひとつ 

私に許される 




残された愛の為に…… 










「決行は明日、例の宮殿の 

裏手の通用門前にあの男が 

謁見の為来た時を狙います」 




夫の協力者の人は 

それだけを私に告げ 

逃げるように去った 




私は妻なのだと言っても 

なかなか協力者の人は 

計画の内容を話さなかった 




私は彼の妻でありながら 

夫が生か死かという時に 

祈る事すら出来ないのか 




そう言うと渋々ながらも 

とうとう教えて頂けた 




その日の夜私は 

一睡も出来なかった 

私はそのまどろみの 

中で固く決意していた 




あの人を止めに行こう 




私の事はかまわない 

武人であるこの人と 

一緒になったあの時に 

もう覚悟は出来ていた 




ただ残された子供は

簒奪者の娘かまたは

罪人の娘という汚名を

背負って生きる事になる




それだけならまだしも

今回の事で私達二人が

夫を失う事になったら

そう考えるだけで私は




恐ろしくて眠れなかった




夫の言いたい事は

痛い程理解している




西ゴート王国国王

アラリックがローマに

攻め入って略奪を行った時

抵抗するローマ人は皆無だった




それでも誰一人ローマが

この先どうなるのかを

考えようとしなかった




ほとんどの人がそれでも

この永遠のローマが

滅びるはずが無いと

信じて疑わないのだ




長き平和で豊かな時は

人々から考える事を

奪ってしまった




それでも私は思う




蛮人を無益に追求せんと

する者は自らを単に自国の

支配者たらしめるのみだが




蛮人の主人となり彼等を

保護しようとする者は

自らを全ての人々の

支配者とする事ができる




自己の価値観の固執に

付随する他者への否定

これがいつの世も国を

滅ぼしたと歴史は語る




無抵抗で滅びを待つか

抗って対立者を退けるか




何が正解なのか結局

私にはわからなかった

ただ私の中で揺ぎ無いのは





夫であるあなたを止める事





翌日の朝私は夫が

寝ているのを確認して

先に家を出て宮殿へ向かった




暗殺を行おうとしている

裏手の通用門の前で

愛する夫を待つのだ




答えなんてわからない

だからこそ私はあなたを

止めなくてはならない




裏手の通用門を探すのに

時間がかかってしまった

焦る気持ちに背を押され

ようやくその場にたどり着いた




まだ誰もいないようだわ

ここであの人を待とう

きっと私の前で夫は

人を殺せない




塀の向こうには

この門を見下ろせる

建物がいくつもあった




私を見知る夫の仲間も

この宮殿にはいる

私は顔をフードで隠し

通用門へと近付いた





そして次の瞬間





破滅を告げる角笛に

似た音を連れて突然

私の体を一本の矢が





刺し貫いていた……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

素材提供:GATAG 画家:ローレンス・アルマ=タデマ(パブリックドメイン)

詩・ポエム ブログランキングへ ←良い記事と思って頂けた方、宜しければクリックお願いします

拍手[0回]

2014/03/20 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

自己紹介とご案内
 
HN:
Sayaki
ご案内:
楽天Books と amazon にて
電子書籍を出版しています。
詳細はリンク下記でご紹介。
 
 
目次:最初から読む
 
 
 
記事紹介・RSS
.
ランクサイト トーナメント戦 優勝作品

「3年待ってね」

「天国に降る雪」

「想いは流れる」(短編)

「いつだって僕の」

「サン・ミシェルの少女」

「想いは流れる」(長編)

「粉雪と涙」

「君の歌が聞こえる」

「最後の言葉」

「天使の両翼」

「君の歌が聞こえる」(後書き)

「最後に見た景色」

「想いは流れる」(後書き)


「君の歌が聞こえる」は初めて

ブログ部門でも評価頂きました。
 
 

注目記事全国ランキング上位作品

「君の歌が聞こえる」9970人/1位

「3年待ってね」5478人/1位

「アルテミスの弓」6171人/1位

「サン.ミシェルの少女」5377人/1位

「珍しいペット」5365人/1位

「君の歌が聞こえる」5438人/2位

「夢も見ずに」5407人/2位

「消えていく私」5423人/2位

「戦争と平和と愛について」5356人/4位

「冥府に住む聖者」5362人/5位

「天国に降る雪」5351人/5位

「悠久の中の一瞬」5339人/5位

「欠片の記憶」5422人/9位

「消えていく世界の片隅で」6203人/9位

 
記事紹介
,,

小説を読もう!様にて

1000 アクセス達成済テキスト

「冥府に住む聖者」公開5日目

「天使の両翼」公開7日目

「天国に降る雪」公開8日目

「想いは流れる」公開6日目


1000 ユニークアクセス達成テキスト

「想いは流れる」公開11日目

「天使の両翼」公開34日目

「天国に降る雪」公開29日目

「冥府に住む聖者」公開36日目



約1ヶ月間で累計アクセスが

10000 を超えました

読んで下さった方感謝致します
 
 
 
カレンダー
 
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
 
 
Event

これまでの履歴

定期WEB演奏会の曲に詩を提供

デイリー大阪読書日報 様 
にて二作品紹介

「天使の両翼」

「天国に降る雪」


電子書籍出版C'lamP 様
にて五作品紹介

「オルフェウスの竪琴」

「その向こうに見たもの」

「無理に笑う人」

「夢も見ずに」

「四月になれば」



楽天Books電子書籍kobo

ブクログのPuboo にて

「天使の両翼」販売開始


楽天Books電子書籍kobo にて

「オルフェウスの竪琴」無料公開


楽天Books電子書籍kobo にて

「悠久の中の一瞬」短編集 販売開始
 
 

楽天Books電子書籍kobo にて

「君の歌が聞こえる」販売開始


楽天Books電子書籍kobo にて

「冥府に住む聖者」短編集 販売開始


amazon にて kindle版

「想いは流れる」販売開始


amazon にて kindle版

「悠久の中の一瞬」短編集 販売開始

 
カテゴリー
 
 
 
最新記事
 
(03/09)
(12/31)
(12/26)
(12/23)
(11/23)
 
 
目次:最初から読む