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Destination Station of a Dream
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飾り気の無い小さな部屋に
もう誰にも使われることはない
ありふれた古い木の机
窓から差し込む光に照らされる
本棚の隣に飾られた
色あせたフォトスタンド
写真の中で
あなたは私を見つめている
あなたは私に笑っている
あの時最後に見せた表情を
今ではもう思い出せなくなってしまった
あなたは見ていただろうか
想いの果てでゆっくりと壊れていく私を
記憶の残骸から消えていく私を
窓から差し込む光に照らされる
本棚の隣に飾られた
色あせたフォトスタンド
写真の中で
あなたは私を見つめている
あなたは私に笑っている
2013/12/28 叙情詩:連作で想いを中心に Comment(0)
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