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2024/04/20

「想いは流れる」第二詩:知らなければ幸せだった





風がくすぐったいなんて 

思ったこともなかった 

世界が輝いているなんて 

思ったこともなかった 




草原で転んで 

痛くないと 

笑っていた 




川の水が 

冷たいと 

驚いていた 




誰もいないところで 

悩んでいるくせに 

誰もいないところで 

泣いているくせに 




それでもあの娘は 

幸せだと笑った 




僕に出来る事なんて 

もう何もなかった 




風がくすぐったいなんて 

思ったこともなかった 

世界が輝いているなんて 

思ったこともなかった 




出逢ってしまったことに 

僕は激しく後悔していた 

出逢わなければきっと 

あの娘は幸せだった 




悩んでいるくせに 

泣いているくせに 

それでもあの娘は 




幸せだと笑った……

 
 
 
 
 
 
 




「私ね、もうすぐ死ぬの 


だから今日は最後の 

誕生日なのよ」 




まるで他人事のように 

淡々とあの娘は言った 




生まれつき心臓が悪く 

長くは生きられない 

そう医者から言われて 

今まで生きてきたそうだ 




僕は何と答えればいいのか 

わからずにただ話を 

聞き続けていた 




あの娘は知りたく 

なかったと言った 

でも聞いてしまった 

病院での検査のあと 




なかなか戻ってこない 

父親を探していた時に 




自分の命があと数ヶ月だと 




偶然聞いてしまった医者の言葉

今でも信じられないそうだ

嘘だと思いたいそうだ

何かの間違いだと




あの娘は何日も悩んで

それから思い切って

聞いてしまったことを

ついに父親に打ち明けた




間違いだと言って欲しかった

全部嘘だと言って欲しかった

でもあの娘は気付いたそうだ




そんなはずないだろう、と

言いながら泣いてしまった




父親の姿を見て




僕に何か出来るとは

とても思えないけど

また来ると約束して

僕は自分の家に戻った




とてもいい誕生日会

だったと僕も思う




きっとあの娘の父親が

せめて最後の記念日は

人を集めて賑やかにと

そう、願ったのだろう




私ね、もうすぐ死ぬの

だから今日は最後の

誕生日なのよ




最後の誕生日




あの娘の言葉が

耳から離れない

今日は僕はもう




眠れそうもなかった














写真素材♪ラブフリーフォト 撮影者:キーチャン 様
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2014/03/01 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

「想いは流れる」第一詩:最後の誕生日







 








1月21日、くもり 

窓の外にはいつもの時間に 

あの男の子がこの道を通る 




学校の通学路なのだろう 

友達とはしゃぎながら 

やがてその先の交差点を 

左に曲がって行ってしまう 




雨が降らなくて 

本当に良かった 

傘であの子の顔が 

見えなくなるから…… 















最後の誕生日なんて 

おかしな話だと思った 

僕は何のことなのだか 

さっぱりわからなかった 




僕は父さんと二人きり

この街で暮らしている




その父さんが今夜

最後の誕生日会に

出ると言っていた




僕も一緒に行く事になった

夕ご飯を作る人がこの家に

誰もいないからなのだけど




あまり騒いではいけないよ

と、父さんは悲しそうな

笑顔を浮かべてそう言った




最後の誕生日




不思議な言葉だと思った

その意味を僕はなぜか

父さんに聞けなかった




僕の父さんの仕事の

恩人の子供の誕生日

という事だそうだが




僕と同じくらいの歳の

女の子のお祝いらしい




友達になってあげなさい

父さんは僕にそう言って

また悲しそうに笑った




そして僕は

一人の女の子に出会った




初めて見る顔だった

こんなに近くに

住んでいるのに




大勢の人に囲まれて

その娘も同じだった

悲しそうに笑ってた

一生懸命笑っていた




僕はきっとあの娘と

友達にならずには

いられなかったんだ




でもその時の僕は

何も知らなかった




最後の誕生日なんて

おかしな話だと思った

僕は何のことなのだか

さっぱりわからなかった
















写真素材♪ラブフリーフォト 撮影者:べりぃ 様
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2014/02/28 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

「天国に降る雪」序詩:あの空の下で

 
 
 

 

 
お願い神様 

この涙を止めてください 

お願い神様 

この涙を拭ってください 




このままだと見えないの 

あなたもきっと見てる 

あの空を 




今はもう夢でしか逢えない 

あなたもきっと見てる 

あの空を 




私は誰、何なの 

何の為に産まれてきたの 

ねえ答えて 

私を独りにしないで 




夢を見ていた 

まだ幼い頃の夢を 

あなたならきっと 

その答えを知っている 




私は誰 

何なの 

いったい何の為に産まれてきたの 




お願い神様 

この涙を止めてください 

この涙を拭ってください 




このままだと見えないの 

もう夢でしか逢えない 

あなたもきっと見てる 

あの空を 




過去に横たわる

暗い闇はついに何も




答えてはくれなかった






人類の歴史上

全ての文明と

その秩序は




時至ればその遺産を

とって変わる

新しい文明と

秩序に残しつつ




自らは崩れ去ってゆく




しかしたとえ国が滅びようとも

それでもなお残された人々は

自らが守らねばならぬ物の為に

生き続けなければならない




時に運命は

余りにも残酷で

多くの死と恐怖に溺れ

理不尽な力に蹂躙され




人の持つ悪意と欲望が

ささやかな過去も現在も

そして未来すら奪っていく




挫けて泣く人もいた

抗い戦う人もいた

戦わなければ

生きることを許されない




産まれ来る子供達が

殺されず大人になり

罪無き人々が理由無く

殺されない世界を




ただそれだけの為に

戦わなければならなかった

抗わなければならなかった




そうした人々の営みが

やがて新たなる文明と

秩序を造り上げ




その積み重ねが

歴史という

壮大な物語となって

後世の人々に語り継がれる




長き絶望の終り

それは新たなる希望への

始まりだと信じたい






彼女は夢を見ていた

まだ幼い頃の夢を




私は誰

何なの

いったい何の為に産まれてきたの




彼女の過去に横たわる

暗い闇は何も答えはしない

だが長き絶望の悪夢は

確実に終幕へと向かっていた






ねえ答えて

私を独りにしないで














写真提供:写真素材「足成」様
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2014/01/25 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

「天使の両翼」終詩:天国に降る雪





酷く冷たい夜だった 




施設の薄暗い部屋の中 

泣き疲れて眠っている 

二人の我が子を目の前に 

彼はゆっくりと座った 












君達が双子だったのは 

神の奇跡だよ 




ママが死んで 

そして僕が死んでも 

君達は一人ぼっちじゃない 

そうさ、独りじゃないんだ 




はじめまして 

僕が君達のパパだよ 

やっと逢えたね 












二人の赤子は良く眠っていた 

彼は二人を起こす事のないよう 

静かに 

しかしはっきりと言葉を続ける 












君達二人が双子だったのは 

本当に神の奇跡だ 

妹の方は彼女の死後すぐに 

産まれたって聞かされたよ 




ひょっとしたら彼女の 

生まれ変わりなのかな 

そうじゃないとしても 

君達は本当に凄いな 




家族無しで今からどうやって 

生きていくのか心配したのに 

自分達だけで 

何とかしちゃうんだからね 












ずっと長い間 

優しい眼差しで双子を 

見つめ続けていた彼は 

やがてゆっくりと立ち上がる 












彼女が聞けば親馬鹿だって

笑われるかもしれないけれど

美人になるよ

きっと君達は美人になる




去っていく僕とママを

どうか許して欲しい

そしてお互いの言う事を

良く聞いて支え合って欲しい




僕とママからの

最初で最後のお願いだ

愛して愛されて

どうか幸せになって欲しい












彼は立ち去ろうとしたが

最後に彼はもう一度振り返り

並んで眠る二人の赤子に

微笑みながら語りかけた












よく聞いてくれ

僕はママの所へ行ってくるよ

いつだって僕達は

君達をあの空から見守ってる












ひどく冷たい夜だった

夕方から降り続いた雨は

いつしか雪に変わり

寂れた街を白く包んでゆく




彼は孤児院を出て

彼女が眠る場所へと向かった




辛くも幸せだった

この儚い人生での記憶

その様々な景色が次々と

彼の脳裏に浮かんで消える











天国にも雪が降る




失うのが怖かった 

消えゆくのが怖かった 

これ以上この痛みに 

もう耐えられなかった 




奪われても恨むなと 

失っても嘆くなと 

そして求めれば与えられると 

神は言った 




死を目前にした自分にとって 

その全ての言葉が 

神の戯言だった 




天国にも雪が降る




この命では足らなかった 

生まれて初めて祈った 

神を恨みながら祈った  

この呪われた時の狭間で




愛する妻と

子供の無事が

約束されるというのなら




でも僕が本当に必要で大切なもの

それはこの世界に無かった

この胸の内に在った

あなたがそうであるように




天国にも雪が降る 




頬を叩いていた冷たい風は 

やがて背中を押す勇気に変わる  

たとえ避けられない死が 

この想いと記憶を連れ去ろうとも 




奪われた未来も 

叶うことの無い希望も 

弱さも醜さも愛しさも 

全てを真っ白に染め上げて 




天国にも雪が降る




そして愛することも 

愛されることも 

許されないままに 

虚無へと堕ちていく僕へ 




最後に残された双子、天使の両翼 




せめて君は愛して欲しい 

せめて君は愛されて欲しい 

そしてこの幸せを胸に 

虚無の世界へと旅立とう 




あなたが残してくれた 

唯一最後の希望と奇跡 

天使の両翼は遥か彼方 

力強くはばたいていく 




あなたが見守るあの空の下を 











彼が彼女の眠る場所へ

歩き始めてから

既に数時間が経っていた




息は乱れ

その足はボロ雑巾よりも

惨めに引きずられている




だが彼の瞳だけが

その病んだ身体を突き動かす

強い意志の輝きを見せている












あの頃は本当に幸せだった

僕は君と結婚できて

本当に良かった

今でもそう思ってるよ




そしてきっと僕は

生まれ変わって

再び君に恋をする












雪は音もなく

しんしんと降り続き

彼と墓標の上に

緩やかに積もっていく




彼は墓標にかかった雪を

少し払い落とした

そのすぐ下の土の中に

彼女は眠っている




刻まれた彼女の名が

わずかな光に照らし出されて

彼の目の前に浮かび上がる












だけど君は僕に

一つだけひどい事をした

君は僕にひどい嘘をついたね

確かに言ったはずだろ




僕が死ぬまで

僕が死ぬまでずっと

一緒にいてくれるって












彼は彼女の墓標に

寄り添うように

隣に座った




そんな二人の上に

雪はさらに降り積もっていく




彼は最後にもう一度だけ

彼女が土の中で眠る

その場所の雪を払い落とした

健気に芽吹く雪割草




それが

この生の中で彼が見る

最後の景色だった












悪くない

悪くないね

何だか僕は妙なんだけど

とても幸せなんだ




君に愛されて

二人の双子の子供に逢えて

人生の最後が一番幸福だったと

僕は胸を張ることができる












そして彼は力尽きて

ゆっくりと目を閉じてしまった












でも僕は最後の最後に君に

酷い嘘をつかれてしまったね

確かに僕も君に

嘘をついていたけれど




だからといって

子供にも会わないで

先に行ってしまうなんて

あまりにもひどいな




君の所へ行くよ

文句を言ってやらなくちゃね












酷く冷たい夜だった




雪はやむ気配を見せず

夜を通して降り続き

容赦なく衰弱しきった

彼の体温を奪い続けはしたが




寂れた街と彼と

彼女の眠る場所

そしてその苛烈な運命までも

白く優しく包んでゆく












君に会いに行くよ

そしてもう一度言うんだ

結婚を申し込んだ時の

あの言葉を




あなたに恋してました

あなたは私の全てです

あなたを愛しています




愛しています




あなたのそばにいよう 

あなたのそばで眠ろう 

たとえ神の気紛れが戯れに見せた 

つかの間の夢が終わろうとも 




あなたのそばにいよう 

あなたのそばで眠ろう 

訪れることの無い明日とともに  

霧散し掴めなかった夢とともに 




奪われたものを嘆き悲しむよりも  

残されたものに感謝をしよう 

手の届かぬものを欲し足掻くよりも  

目の前にある愛に誠実でいよう 




本当に必要なものは 

この胸の内に在った 

本当に大切なものは 

この胸の内に在った 




抱き締めれば壊れそうな 

儚く哀しい奇跡さえも 

淡く美しい希望さえも 

全てこの胸の内に携えて 




あなたのそばにいよう 

あなたのそばで眠ろう 




たとえ天と地が秩序を失い  

あなたを照らしていた星々が  

燃え尽きて地に堕ちようとも







あなたを愛しています














 
写真提供:free.stocker 様                   続編「天国に降る雪」

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2014/01/20 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

「天使の両翼」第十一詩:天使の両翼





あなたのそばにいよう 

あなたのそばで眠ろう 

たとえ神の気紛れが戯れに見せた 

つかの間の夢が終わろうとも 




あなたのそばにいよう 

あなたのそばで眠ろう 

訪れることの無い明日とともに  

霧散し掴めなかった夢とともに 




奪われたものを嘆き悲しむよりも  

残されたものに感謝をしよう 

手の届かぬものを欲し足掻くよりも  

目の前にある愛に誠実でいよう 
 
 
 
 
本当に必要なものは 

この胸の内に在った 

本当に大切なものは 

この胸の内に在った 




抱き締めれば壊れそうな 

儚く哀しい奇跡さえも 

淡く美しい希望さえも 

全てこの胸の内に携えて 




あなたのそばにいよう 

あなたのそばで眠ろう 

たとえ天と地が秩序を失い  

あなたを照らしていた星々が  




燃え尽きて地に堕ちようとも……
 









 
 
 
 
 
彼は声にならない 

叫びとともに目を覚まし 

半身を起こした 




自分は気を失って 

ベッドに寝かされていたと 

そう気付いたのは 

それから数分後の事だった 












そうだよ僕は 

あの手紙に書いたはずだ 

僕は生きて子供に会って 

約束しなければいけないんだ 












彼はゆっくりと 

ベッドから離れた 




隣の部屋には愛する妻

そしてひょっとすると

彼らの子供までが

彼を待っているかもしれない




幸せの予感は

彼にこの上ない喜びを与えてくれた












生きてる

僕は生きているんだ

そうだ僕は子供に

子供に会えるんだ




きっと君は数年後に

あの手紙を読むだろう

パパはうそつきじゃなかったぞ

生きて、生きて君に会える




生きて君に約束するんだ

君に会って直接

ああ、僕は

僕はまだ生きているぞ












彼がおぼつかない足取りで

隣の部屋に行こうと

ドアのノブに手を

かけようとしたその時




ドアは彼が手をかける前に開き

少し驚いて後ろによろめいた

彼の眼前に姿をあらわしたのは

妻の面倒を見てくれていた医者




その医者の深刻な表情で

彼は何かあったのだと

一瞬で理解してしまった




「……残念な事を

申し上げなければなりません」




本当は医者の

その後に続く言葉は

彼にはもはや不要だった




残念な事

その一言が彼に

最悪の結末を予想させ




その疑惑は

医者の沈んだ顔を見て

確信へと変わった




「待って下さい先生

そんな

そんな事僕は信じませんよ




そんな

聞きたくない

いやだ

いやだ僕は聞きたくない」




幸せの絶頂から

奈落の底へと

一気に突き落とされた彼は




湧きあがる感情を

抑える事が出来ず

悲痛な叫びとともに

体中をかきむしった




「お願いだ先生

言わないで

言わないでくれ」




医師も同様に無力感に囚われていた

それでも医師としてどうしても

これだけははっきりと

彼に伝えなければならなかった




「無事に子供が取り出せたのは奇跡です

彼女は子供が産まれる少し前にすでに




息を引き取っておいでだったのですから」




医者の言葉を

耳に入れるのを

拒むかのように

再び彼は叫んだ




「うそだ

こんな

こんな馬鹿な事があるものか

あっていいはずがないんだ




先生

死ぬのは僕だ

僕なんだ

彼女が死んでいいはずがないんだ




先生

お願いだ

うそだと言ってくれ

死ななきゃならないのは僕なんだ」




彼は医者の服をつかんだまま

ゆっくりとその場に崩れ落ちた












こんなひどい運命が

僕を待っていたなんて

子供に

子供に会えなかったのは僕じゃなく




君だったなんて












私とあなたと

私達の子供

一緒に

一緒に暮らせるのね




思い出されるその彼女の言葉が

彼の病んだ胸をさらに深くえぐる




医師は自らの挫けそうな気持ちに

鞭を打った

そして絶望に打ちのめされる彼に

説明を続けた




「一人目の子の時はまだ彼女は

無事だったのですが

二人目の子を産む寸前に

亡くなられてしまいました




彼女の頑張りを

どうかほめてあげてください

産まれた双子は

異常も無く元気なのですから




そうです

彼女が死と引き換えに

無事に産んだのは




双子の女の子です」














 
写真提供:free.stocker 様

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2014/01/20 散文詩:連作で小説に近い詩 Comment(0)

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「3年待ってね」

「天国に降る雪」

「想いは流れる」(短編)

「いつだって僕の」

「サン・ミシェルの少女」

「想いは流れる」(長編)

「粉雪と涙」

「君の歌が聞こえる」

「最後の言葉」

「天使の両翼」

「君の歌が聞こえる」(後書き)

「最後に見た景色」

「想いは流れる」(後書き)


「君の歌が聞こえる」は初めて

ブログ部門でも評価頂きました。
 
 

注目記事全国ランキング上位作品

「君の歌が聞こえる」9970人/1位

「3年待ってね」5478人/1位

「アルテミスの弓」6171人/1位

「サン.ミシェルの少女」5377人/1位

「珍しいペット」5365人/1位

「君の歌が聞こえる」5438人/2位

「夢も見ずに」5407人/2位

「消えていく私」5423人/2位

「戦争と平和と愛について」5356人/4位

「冥府に住む聖者」5362人/5位

「天国に降る雪」5351人/5位

「悠久の中の一瞬」5339人/5位

「欠片の記憶」5422人/9位

「消えていく世界の片隅で」6203人/9位

 
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「天使の両翼」

「天国に降る雪」


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「オルフェウスの竪琴」

「その向こうに見たもの」

「無理に笑う人」

「夢も見ずに」

「四月になれば」



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